冷たい男 | ||
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2007/10/30(Tue)
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作・海老原由里先生 原作・ふゆの仁子先生 リブレ出版
【あらすじ】 スティーブは、氷の女王のような美貌と明晰な頭脳を持つエリート。彼が密かに愛するのは、一生の忠誠を誓ってくれた従者・守殿だったが…。 【感想】 同タイトル小説のマンガ版です。連載時に本誌で読んでいたのですが、こうして1冊にまとまると、守殿に構ってもらいたいスティーブのことがよく分かります。ただ、本誌を読んでいた時も少し違和感を感じていたのですが…1話絵が崩れているのが悲しく思いました。ですので、改めて本を目にした時は、ああ、絵が崩れてるな、って思いながら読んでたっけ…と思い返してみたり(^-^; スティーブが誰かに命を狙われていた部分があり、冒頭から負傷していたとは知らずに、ネクタイも自分で結べないお坊ちゃんなのか…なんて思ってしまいました。ただ腕が思うように動かなかっただけなんですね。それを誰にも告げないのは紳士というか…。守殿もスティーブに忠誠を誓っているのなら、ちゃんと守ってあげて…というか、身体を負傷している時ぐらい傍に居てあげて、と思ってしまいました。 ちょっぴりワガママ−−意志を貫いているスティーブに、今度も守殿は翻弄されていくんだろうな…と思います。実際におまけマンガではかなり翻弄されてましたので(^-^;
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コスプレでご奉仕 | ||
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2007/10/30(Tue)
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作・森本あき先生 イラスト・大和名瀬先生
【あらすじ】 たった一度でいい、抱いてほしい──憧れていた周平に告白した礼華が手渡されたのは、なんとナース服! 別人になって抱かれるという倒錯プレイは、初心者・礼華には刺激が強過ぎて…。 【感想】 親からいらない子として云われ、実際のところ放任されている礼華は感情が欠けているのですが、ふとした瞬間に視界に入ってきた周平に心を奪われてしまい、好きになってはいけない、と云い聞かせながら、とにかく周平の嫌いなところを探し出して嫌いになろうとするのですが、それが出来なくて…。誰かを好きになれば、嫌いなところを探し出したって、それを自然と受け入れてしまうので、もしそこで礼華の気持ちがすんなりと変わるようであれば、それは本当の恋じゃないよ…と思いながら読んでいました。 周平が卒業して、礼華が一方的に周平のことを知っていただけなので、どこかでばったり会ったとしても声をかけられる−−なんてこともないですし、礼華から声をかけるようなこともない…なんて思っていたら、偶然出会った周平に礼華の方から声かけて、それも大胆にも誘いをかけてしまって…。周平への想いを断ち切るつもりで声をかけたのに、一度相手にした人とは二度と相手にしない、と信念を持っている周平なのに、何故か礼華のことは気に入ったようで、礼華を呼び出してはコスプレしたりして、周平が気付いていないだけで、礼華のことを好きになっているのでは?と思いました。少なからず好意を持っていないと、長続きはしないと思うのですが、肝心の周平は礼華の告白を聞き逃しているような感じで、一体本心はどうなんだ?と気になりました。 きっと周平が礼華に連絡を取るのは、どんなに礼華が周平のことを好きだと云っていても、心の中では興味が尽きたらそこまで、と礼華が自分に云い聞かせているからかも…と思いました。好きな人にはベッタリとくっつきたい、独占したい、と誰もが願望を抱くと思うのですが、親から捨てられたも同然の礼華の感情はとても冷めていて、逆に愛されていると感じてしまうと不安で不安でたまらないようです。そんなガチガチに感情をしまい込んでいる礼華の心を、いつか周平が溶かしてくれるといいな、と思います。周平にとって礼華は人が遠慮して、同情してしまうような言葉をかけることなく、ストレートに物云いをするので、周平が今まで抱え込んでいた罪悪感も礼華の言葉には随分救われたように思います。「好き」と伝えることがなくても、周平が礼華の存在を受け入れて、一番近い場所に位置づけているんだな、と思いました。 そしてタイトルにもあるように「コスプレ」。しかもなりきってしまうところが本当に凄いです。2人共役者になれるのでは?と思います。それにシチュエーションも豊富で、個人的には箇条書きでしか紹介されなかったコスプレも気になります。特に気になったのは、パイロットとスチュワーデスなんかは表紙のイラストを飾っているので、読んでみたかったな…なんて思いました。
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可愛いひと。Pure | ||
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2007/10/23(Tue)
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作・御園えりい先生 原作・高岡ミズミ先生 幻冬舎
【あらすじ】 開業医の高根千尋が4年ぶりに再会した元妻の弟・絢一は引っ込み思案な臆病者。だがひたすら一途に自分を想う姿がいじらしくなり…。 【感想】 以前発行されたマンガの新装版です。以前ハイランドから発行された内容とあまり変わりはありませんが、おまけマンガの1つが書き下ろしに変わっていました。こちらは、ハイランド版のカバー裏に書かれていた小説がマンガになってます。ですので、今回のカバー裏はまた違った小説になっています。 本編ですが…相変わらず絢ちゃんが健気で可愛いです。千尋さんの傍に居るために、けれど千尋さんに積極的にアピールすることなく、大人しくしていて、ただ千尋さんを想うだけでいいの?と思ってしまいます。 そんな絢ちゃんに千尋さんが腕を広げて迎え入れてくれたことから、2人の関係が変わっていきます。ポソポソとしかしゃべれなかった絢ちゃんが、千尋さんの傍にいることで、少しずつ変わっていく姿が、これまた可愛いのです。 今月末には春のお話がマンガ化されるようなので、こちらも楽しみにしています。
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氷のナース 秘愛中 | ||
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2007/09/14(Fri)
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作・バーバラ片桐先生 イラスト・桜川園子先生
【あらすじ】 氷の美貌の槇は、育ちのいい研修医の石井から愛を告げられたが、冷たくはねつける。その後石井は成長し、したたかな医師となって槇の前に戻ってきた。槇は好きでもない訳ありの『恋人』に、石井を籠絡することを命じられ、石井への思いを秘めて身体を投げ出す。石井になぶられ辱められて、冷感症だとののしられていた槇の身体は、かつてないほど溶け崩れて…。 【感想】 TVが見たいが為に両親にせがんで、そして事故で両親が亡くなってしまった槇は、償いの意味も込めて医者になることを決意。けれど孤児になってしまった槇には、お金が必要で、どんなに医者を志しても、金銭の関係で医者になることを諦め、代わりにナースになることに。念願のナースになってからも、1人でも多くの患者を救いたいことからがむしゃらに働き、そして身体を壊してしまって…。槇のような信念を持って仕事をするのはいいことだと思いますけれど、看護する側が身体を壊してしまっては、槇を頼ってくれる患者さんたちを悲しませてしまうのでは?と思いました。 そんながむしゃらに働いている中、研修医としてやって来た石井。救急で患者がやって来た時には、初めてのことで呆然としていたらしく、槇に叱咤されたことから、槇に好意を寄せ始めたようで、槇のために…というわけではないのですが、槇と肩を並べて−−パートナーとして認められるように、相手を想って少しずつ成長していくところが素敵だな、と思いました。 槇も真剣に医療に取り組んでいく石井に惹かれているのに、石井が病院の跡取りということもあって、告白を受け入れなかったのですが、石井が病院を去っていった後も、気にしていたようで、石井のことを思うのであれば、槇の意志は間違っていなかったかと思うのですが、それでも苦しいまま過ごしていくのは辛いな、と思いました。 石井が病院を去った後、紛争地で医者として患者を診ていることは槇も噂で知っていたようなのですが、石井が紛争に巻き込まれたという誤報を信じ、患者に云われるがままに投げやりに身体を差し出してしまった槇。そんな槇の痴態を録画し、更には槇を脅してくる鷲田はかなり嫌な人で、弱みを握っているからか、それとも槇のことが気に入っているからか、ちょっかいをかけてきたり…。病院だからか、器具を使って槇に悪戯をしかけるシーンもあり、ちょっとドキドキしてしまいました。それに槇はナースの格好なので、ガーターとか色っぽくて、作品全体的にお色気を感じました。 そんな色香が漂っているからか、鷲田が手放すのを惜しがっているせいか、槇はこのまま鷲田の云いなりになったままなのかしら? 石井は気づいて助けてくれたりしないのかしら?と気にしながら読んでいました。 中々素直になれない槇ですけど、石井によってようやく鷲田からも解放されたので、これから少しずつ素直になって石井と過ごして行くんだろうな、と思いました。
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お熱いうちに召しあがれ | ||
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2007/09/12(Wed)
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作・森本あき先生 イラスト・唯月一先生
【あらすじ】 慧太は、都内で家賃三万円のボロアパートに暮らす貧乏大学生。バイトも大変だけど、目下の悩みは…隣人・大輝の部屋が恐ろしいほど汚いこと。見かねて掃除をかってでた慧太だが、ある日、掃除中に起きた恐ろしい出来事に気絶してしまい、お詫びをして大輝のやっている洋食屋でご馳走してもらうことになる。店での大輝は、ずぼらな私生活からは想像もつかないほど凛々しく、出されたポークソテーの味は…。 【感想】 いつも思うことですけど、森本先生の作品には食べ物が色々と出てくるのですが、それがとても美味しそうで。しかも今回は洋食! ふわふわのオムライスとかホワイトソースたっぷりのドリアとか、更には洋食屋さんなのに和食の付け合わせとかが出てきて、和食の方も美味しそうに思えました。 そんな素敵な料理を作る大輝は、家では何もせず、部屋も散らかし放題。隣の部屋に住む慧太は、あまりの汚さに耐えられず、時々掃除をしては定期的に大輝の部屋を綺麗にしているのですが、それにはちゃんと理由があり、慧太はゴのつく虫がとても大嫌いで、その話が持ち上がっただけで嫌悪してしまうぐらい苦手なので、必然的にこまめに掃除をするのは分かります。実際に大輝にからかわれて、気絶してしまうぐらいなので、慧太でなくても大半の人は苦手だと思うので、慧太の嫌いな気持ちがよく分かります。自分に置き換えたら…やっぱり気絶するかと…。 部屋ではゴロゴロと寝ていて何もしない大輝ですが、慧太がこまめに掃除をしてくれるので、その報酬として料理を食べさせてあげることに。家ではだらしない大輝も、お店では真面目に格好良いので、初めて見る大輝の真剣な仕事ぶりに、思わず大輝のことを好きになってしまって。想いは打ち明けないようにしていた慧太ですが、大輝が弱っているところで身体を繋げてしまってからは、やはり遠慮してしまって…。大輝とまともに目を合わすこともなければ、避けるようになってしまって…。幾ら慧太が避けているからといっても、部屋は隣同士だからいつ大輝が来てもおかしくない状況なのに…本当にこのままでいいの?と思ってしまいました。せめて告白して玉砕したら…それはそれで仕方ないので、避けても仕方ないのですが(そうすると大輝の方が避けることになるかと…)、何も云わずに突然距離を取られたら、誰だって不審になるはずで…。けれど互いに面と向かって気持ちの確認が出来たので、後味が悪くなく、更には2人とも幸せになれたので、良かったです。 大輝が父親と揉めているところで慧太が胸を痛めたり、優しく包んであげたり、笑顔で「おいしい」と云ってくれるので、きっと大輝じゃなくても慧太のことを好きになる人はいっぱいいるんじゃないかな?と思いました。布団の中では意地悪な大輝ですが、そんな意地悪な大輝にも惚れている慧太なので、大輝からの恥ずかしい要求が増えたとしても、それを受け入れていくんだろうな…と思いました。
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